(国指定重要文化財・建造物)
「大御堂」とは、浄土信仰の盛んな平安末期から鎌倉期にかけての阿弥陀堂のことです。
廣徳寺の大御堂は13世紀はじめ、尼将軍北条政子が美尾屋十郎廣徳の菩提を弔うため、美尾屋氏の館跡に建立
したものと伝えられています。
建物は、その後再興されたもので、室町時代後期ごろと言われています。 方三間の寄棟造、茅葺で関東地方らしい風格を帯びた堂姿を示す数少ない禅宗(唐様)建築です。