川島教育が大きく変わる平成30年度がスタート

 平成30年4月1日、川島町立つばさ南小学校・つばさ北小学校が開校し、川島町は、小学校4校・中学校2校の6校体制となりました。4月9日は、各学校で始業式・入学式が行われ、子供たちは、新入生を迎えて新鮮な雰囲気で新学期がスタートしました。特に、つばさ南小・つばさ北小は、学校の統合により友だちがたくさん増え、新たな出会いの中で希望に満ちた新学期となりました。
 私は、これまでと同様に、教育委員、事務局職員、各学校や各社会教育関係団体が一体となり、心を1つにして教育活動に取り組むため、「チーム川島」「チーム教育委員会」「校長会と一体となって」を旗印に、「教育で選ばれる町」を目指して、チャレンジ精神で積極的に教育行政を推進してまいります。

 さて、平成30年度は、つばさ南小・つばさ北小の開校により従来の2校区が1つになることから、学校教育だけでなく、生涯学習・社会教育の面でも川島町の教育が大きく変わる年です。そこで、年度の町教育行政である「平成30年度川島町教育行政重点施策」(4月下旬に町のホームページに掲載)を大きく見直しました。

 「重点施策」の前書きにあるように、学校教育では、最大の課題である「学力の向上」に向けて、「教師の授業力・指導力の向上を最重要課題」として取り組みます。そこで、1.町教委委嘱による各学校の校内研修・校内授業研究会の充実、2.川島教育研究会と一体となっての外部指導者を招いての各教科等の授業研究会の計画的な実施 3.教職員の県立総合教育センターなどの専門研修への参加推奨 4.教育実践のまとめ(教育公務員弘済会等への応募論文)執筆推奨 5.昨年度に引き続き、学力日本一の秋田県に各学校のミドルリーダーの教師を派遣しての授業力向上、6.小学校教師のきめ細かな授業技術や学級経営力と中学校教師の専門性の高い教科指導の力が融合する「小中一貫教育」の導入を目指した「小中の教員による短期異校種体験研修」、などを計画的に進めていきます。

 また、「学力の向上策」として、本年度予算では、3年目となる「川島方式子ども学習支援システム」をさらに充実させます。内容を充実させる事業は、1.「学校と私塾とが連携した補充学習の充実事業」では、川島中と西中の校区の小学校5・6年生を対象に、進学する中学校を会場として交流型で夏季休業中に集中して実施。中学生には「英語力向上を図る学習会」を中学校の英語教師とALTにより夏季休業中の実施に向けた検討、2.5月19日に英検受検事前指導(ガイダンス)を私塾の講師により各中学校で実施し、英検合格率向上を図る。検定料は、準2級・3級・4級を受検する生徒に対して町が全額負担(年1回)、3.小学生対象に英語に親しむことをねらい「川島町英語村体験事業」を夏季休業中に新規事業として実施、4.35人学級編制の実施による25人程度の「きめ細かい教育推進事業」は、川島中2学年・西中2学年・伊草小6学年に適用して、町単独での教員をそれぞれ1名、計3名配置して学級経営の充実と学力の向上を図る、などについて取り組みます。
 また、継続事業として、5.地理的・経済的な家庭への学習支援策としての「通塾支援事業」の実施、6.「川島町学力確認テスト」(1月)の実施、6.『かわべえ・かわみん 家庭学習ノート』(小学生)・「家庭生活の6か条」(小1・中1)・『学習ドリル』(全小中学生)の配付と活用、7.タブレット端末等のICT機器活用研究委嘱事業(中山小・伊草小)、8.高校生以上の学びの支援策「金融機関との提携教育ローン並びに日本学生支援機構の奨学金借入者への利子助成事業」、などに取り組みます。

 もう一つの大きな課題である「小学校の規模適正化」では、つばさ南小・つばさ北小の開校により、出丸地区と小見野地区(鳥羽井地区を除く)の子供たちは、4台のスクールバスでの通学が始まりました。各学校では、学年独自の教育活動や下校時間に対応した安全安心な登下校が実施できるようきめ細かく対応しています。教職員や私を含めた教育委員会事務局職員も安全な運行を確認するため、定期的にスクールバスに乗車しています。
 つばさ南小・つばさ北小のスタートにより、旧4校のよさを生かしながらも、「つばさ」に込められた「世の中に出て広く活躍してほしい」「川島町から世界へ羽ばたいてほしい」となるような教育活動を展開することに努めます。保護者や地域の皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

 「重点施策」の生涯学習・社会教育の面では、平成4年の「生涯学習推進のまち宣言」、昭和52年の「川島町スポーツ都市宣言」の理念を踏まえつつ、21世紀型の川島町らしい豊かな生涯学習社会の実現に向けて、「生涯学習、生涯スポーツの多様な学習・活動機会の充実」「全庁をあげた生涯学習の推進体制の見直し」を図り、「学ぶための新たな環境づくり」を進めます。
 具体的には、1.生涯学習推進体制の再構築を目指しての専門家と連携した「生涯学習推進会議の在り方の研究や生涯学習先進地の情報収集」、2.町内中学校や近隣大学と連携した活動や学習のための仕組みづくりと広報活動の充実、3.総合型地域スポーツクラブ設立に向けた情報収集と視察の実施、4.地区公民館6館の魅力UPのための「開放検証事業」や学校統合による「新合同地区体育祭」の開催、5.知的好奇心を刺激する魅力的な生涯学習講座の充実、6.フロアカーリングなどニュースポーツを取り入れた魅力あふれるスポーツ講座・イベントの実施、並びに内容を充実した魅力ある「第50回町民体育祭」の開催、 7.「豊年万作」など地域に根ざした伝統芸能継承への支援と、国や県と連携した町内文化財の積極的な保護活動の推進、などを展開します。
 一方、継続的な事業である「川島町地域子ども教室」は、つばさ南小・つばさ北小の開校により、活動エリアを児童が選択できるように配慮して実施します。また、歴史と伝統ある文芸誌『文芸かわじま』は、第28号の発行に向けて準備を進めています。

 今後とも、町民の皆様が生涯にわたって生き生きと学び活動できるような、新たな生涯学習・生涯スポーツの施策の充実と推進体制の活性化を図ってまいります。
町民の皆様には、川島教育の充実・推進のために、教育委員会の取組により一層のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

                                                  平成30年4月23日  教育長:中村 正宏