「教育で選ばれる町」を目指して ~新たな取組にチャレンジ~

 1月も月末となりました。22日(月曜日)は4年ぶりの大雪に見舞われ、翌23日(火曜日)は子供たちの安全確保のために2時間遅れの始業としました。各小・中学校では、教職員が雪かきに汗を流し子供たちの登校に備えました。数校から「保護者や地域の皆さんが、朝早くからスコップや自前の機械を使って子供たちのために通学路の雪かきをしてくださった」などの報告がありました。「地域とともにある学校」をますます強く感じました。保護者や地域の皆様、本当にありがとうございます。

 さて、平成30年は、小学校の統合により川島町が大きく変わる年です。140年余りの歴史と伝統のある三保谷・出丸・八ッ保・小見野の4つの小学校が3月31日で閉校となり、4月1日に「つばさ南小学校」「つばさ北小学校」が新たに開校します。

 現在、統合する4小学校では、通常でも忙しい三学期に「開校に必要な備品や各種教材などの整理・仕分けと箱詰め等の移動準備」「受入体制整備」などに慌ただしい日々を送っています。各小学校は小規模で教職員が少ない状況であることから、教育委員会としてもできるだけの支援を行います。

 去る12月議会では、廃校となる出丸小学校と小見野小学校の体育館やグランドが4月からも円滑に町民の皆様に貸し出しができるように「条例」を成立していただきました。

 また、2月6日(火曜日)には、つばさ南小学校・つばさ北小学校の校歌制作者である大野靖之氏が4校を回り、子供たちに直接校歌の指導をしてくださいます。さらに大野靖之氏は、2月20日(火曜日)に町民会館ホールにおいて、川島中学校の全生徒を対象に「学校ライブ」を行います。2校の校歌も歌ってくださる予定です。

 一方、小学校統合協議会や教育委員会事務局では、昨年度からの2年間に、東京、埼玉、千葉、茨城の廃校となった小学校9校の利活用の状況を視察しました。現在「視察結果に基づいた考察」「視察者の意見・要望」を基に「跡地・施設の利活用の方向性」を整理して、『利活用検討の報告書』をまとめています。この『報告書』について教育委員会での審議を経て町長に報告する予定です。『報告書』を、平成30年度から町を挙げて本格的に検討を進める「出丸小学校・小見野小学校の跡地の利活用」に生かしていただければと考えています。

 平成28年を「学力向上元年」と位置づけ、今年で3年目に入りました。私塾による補充学習は、冬休みの3日間、5・6年生を対象に進学予定の中学校で交流型で実施しました。1月には今年3回目となる英語検定取得支援講座を中学校で開催しました。

 教師の授業力向上が最も重要です。二学期には、外部の指導者を招いた各教科等の授業研究を町内の小中学校で計18回実施できました。

 11月1日~2日には、ここ数年学力日本一の秋田県に町内各学校の代表8名を派遣しました。訪問先の横手市では、1日目は教育委員会で学力向上の取組の説明を受け、2日目は市立十文字第一小学校と十文字中学校の公開研究発表に参加しました。横手市では、中学校区ごとで「2年間の全教科・領域の研究指定」を行い、「小中学校9年間を通して、子供が自ら学び、考え、少人数で話し合い、発表してまとめる授業」を実践しています。公開研究発表では、教員の授業力向上に力を注ぐ横手市の意気込み、主体的に授業に参加する子供たちの意欲と発言力の高さ、授業後の各教師による授業検討の厳しさと質の高さに、「学力日本一」を実感しました。大いに眼を開かれた視察研修でした。

 2月から、派遣した教師による「秋田視察の報告を兼ねた授業研究会」を始めます。また、次年度以降もできるだけ多くの町内の教師を秋田県に派遣して、教師力・授業力向上を図りたいと考えています。

 生涯学習・社会教育推進の面では、平成30年度に新校2校の開校に伴い、地域の学習・活動拠点である公民館に関する「公民館事業の在り方」「町民体育祭や地区体育祭などの実施内容」について、地域や関係団体の皆様からのご意見をいただき検討が進んでいます。

 また、10月から実施している中央公民館講座は、「川島町は海だった?サメの化石を探そう」「八ッ保でインドに出会う 初心者ヨーガ教室」「シニア向けスマートフォン教室」「中学生向け 強くたくましい身体づくり」など新たな講座を企画して大人気でした。

 1月27日に第36回「21世紀郷土かるた川島大会」を開催し、町民会館ホールで各小学校の代表による熱戦が展開されました。

 学校統合と関連して、地域の力で子供を育てる「川島町地域子ども教室事業」は、事業内容や実施方法の工夫・改善を検討しています。3月の交流会では、6つのくらぶの取組を学び合う予定です。

 文化財の面では、平成27~28の2年間にわたり、町内に現存する「和舟調査」を実施しました。今年度は、この調査内容を取りまとめた『和舟調査報告書』を作成します。3月には、「川島町の文化財を巡る講座」を実施します。

 今年も「チーム教育委員会」を旗印に、子供たちや町民の皆様が生涯にわたって生き生きと学び活動できる教育行政を積極的に推進して「教育で選ばれる町」となるよう努力します。皆様には、教育委員会の取組により一層のご支援・ご協力をお願いいたします。


                                                                                                     平成30年1月29日  中村 正宏