川島教育のより一層の充実・振興を目指して

 10月も下旬となり、平成の森公園周辺の木々も秋色に染められつつあります。
 9月14日(土曜日)の「川中祭」「蔦葉祭」は、両中学校それぞれの特色ある取組により盛大に開催されました。
9月21日(土曜日)は伊草小の運動会とつばさ南小学校区・つばさ北小学校区の「地区体育祭」が、9月29日(日曜日)には中山地区・伊草地区の「地区体育祭」が盛大に開催できました。「地区体育祭」は、昨年は雨天のため全ての地区で実施できず2年ぶりの開催でした。つばさ南地区・つばさ北地区は2つの公民館が合同での初めての開催でした。
 10月13日(日曜日)に予定されていた「第51回町民体育祭」は、超大型の台風19号の接近により、10月10日(木曜日)の午前中に中止の判断をさせていただき、町を挙げて災害対策本部を設置しての台風対策となりました。12日(土曜日)10時に小・中学校6校と旧出丸小・旧小見野小、コミュニティセンターの9カ所の避難所を開設し、9カ所で計2931名の町民の方が各避難所の校舎の2階・3階を中心に避難しました。多くの方が避難されたことはよかったのですが、風雨が止んだ午後11時過ぎから自宅に多くの方が戻られたこと、この後に川が増水することの危険を町として充分周知できなかったことが大きな課題として残りました。川越・坂戸・東松山など川島町の周辺の地区が水害に見舞われた中で、正直地区のみの被害で済んだことは奇跡的としかいいようがありません。

生涯学習事業について

 生涯学習分野の重要事業として、8月・9月には廃校となった旧出丸小・旧小見野小を隔週土曜日に開放して子供たちと大人が音楽やスポーツ、読書、学習などで自由に交流・活動する「地域ゆめ・みらい事業」をスタートさせました。10月からは毎週開放して様々な講座も開設しています。地域を元気にする事業として力を入れて取り組みます。
10月19日(土曜日)には、2回目となる「ストリートダンスフェスティバル:BEAT ISLAND 2019」(町民会館主催)を開催しました。川島町や近隣市町のダンスチーム並びにゲストダンサーの計20チーム、約180名のダンス愛好者が出演しました。川島町出身でプロダンサーのYASさんの楽しい進行により、若者たちの熱気溢れたイベントとなりました。
 10月20日(日曜日)から小見野地区を皮切りに各公民館の「敬老芸能祭」が始まりました。また、各小学校の学習成果の発表の場であり、各校の特色を生かした「おまつり」は、11月の2日(土曜日)と9日(土曜日)に開催されます。11月には「生涯学習町民ふれあいフェスティバル」や「中央文化展」、11月16日(土曜日)には「第25回かわじま音楽祭」(実行委員会主催)が開催され、芸術文化の祭典が続きます。
11月17日(日曜日)には、一般の方や中学生が参加する「川島町駅伝競争大会」、12月8日(日曜日)は「川島町スポーツ少年団駅伝競争大会」が開催されます。まさに「芸術の秋」「スポーツの秋」たけなわの季節となります。
 今年度の生涯スポーツ分野の重要課題である「川島町総合型地域スポーツクラブ」については、これまでの先進地視察や専門家の指導助言を踏まえ、各種スポーツ団体や中学校の部活動との連携調整を図りつつ、設立に向けて着実に前進しています。

学力向上について

 「学力向上」については、4月に実施した「埼玉県や全国の学力・学習状況調査」の結果が9月に公表されました。「学力向上元年」と位置づけた平成28年から「川島方式こども学習支援システム」の様々な取組により着実に児童生徒の学力が向上してきています。
 10月21日(月曜日)には、町内小中学校の教職員約100名がコミセン大会議室に集まり、県教育委員会の学力向上推進・学力調査担当を招いて「県の学力調査を活用した学力向上方策研修会」を実施しました。11月7日(木曜日)~8日(金曜日)は、各小中学校代表教員を秋田県横手市に派遣し、秋田型授業を学んでいただきます。私は、学力向上に最も大切なのは毎日の授業の質の向上だと考えています。2学期を中心に、各小・中学校でその教科等で力量ある外部指導者を招いて20を超える公開授業研究会を実施して教師の授業力向上をねらい、「すべての子どもたちがわかる楽しい授業の展開」を目指します。
 「学校と私塾とが連携した取組」では、小・中学校の英語を中心に私塾の講師の力をいただいています。中学生に1人年1回、町が検定料を助成する「英語検定受検推進事業」も定着してきており、今年度から4級・3級・準2級に2級も加えて検定料を助成します。10月5日(土曜日)の第2回英語検定試験に備え、9月21日(土曜日)には、川島中・西中会場で「英検準備講座」を私塾の講師により各級別に開催し、計32名が受講しました。
 また、8月1日(木曜日)・2日(金曜日)は川島中会場で、8月5日(月曜日)・6日(火曜日)は西中会場で開催した「小学生英語村体験教室」には、計52名の小学校5・6年生が参加しました。町内のALT5名の楽しい指導による英語によるゲームや英会話、最後の1コマは「英検5級対策講座」も入り、充実した内容となりました。
今年度から小学校5・6年生の希望者には、「英検5級」の検定料を助成し、1月の第3回英語検定試験にチャレンジしてもらいます。たくさんの受検希望者を期待します。
学力向上には「読解力の向上」が課題、との指摘もあります。今年度から「読解力・国語力の向上」を目指して、小学校5・6年生全員が「日本語検定」に取り組みます。11月8日(金曜日)を基準日として各小学校の国語の授業の一環として実施します。 
 川島町の小学校統合のコンセプトである「小中一貫教育」の推進については、7月に各学校の代表教員による茨城県河内町の小中一貫校「かわち学園」を視察しました。12月には「川島町小中一貫教育推進協議会」委員によるつくば市等の小中一貫校の視察、1月の「小中教員の交流授業」の参観などを進め、川島町にふさわしい小中一貫教育の実現に向けて研究を推進します。

 今後とも、子どもたちの学力が向上し、町民の皆様が生涯にわたって生き生きと学び活動できるような施策を積極的に推進してまいります。教育委員会の取組に、より一層のご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。

                              令和元年10月25日  教育長 中村 正宏