新しい「令和時代」の始まり・平成31年度がスタート

 平成31年4月1日、新しい元号「令和」が公表され、日本列島は、5月から始まる「令和時代」への期待が一気に高まりました。

 4月8日には、各学校で始業式・入学式が行われ、新入生を迎えて新鮮な雰囲気で新学期がスタートしました。私は、これまでと同様に、教育委員、教育委員会事務局職員、各学校や各社会教育関係団体が一体となり、心を1つにして教育活動に取り組むため、「チーム川島」「チーム教育委員会」「校長会と一体となって」を旗印に、飯島町政の目指す「教育で選ばれる町」を目指して積極的に教育行政を推進してまいります。

 本年の川島町教育行政の羅針盤「平成31年度川島町教育行政重点施策」の前書きにあるように、学校教育の最大の課題は「子供たちの学力の向上」と「小中一貫教育の研究推進」です。

 まず、「学力の向上」のために、「教師の授業力・指導力の向上を最重要課題」として取り組みます。継続する取組は、(1)町教委委嘱による各学校の校内研修の充実、(2)川島教育研究会主導による外部指導者を招いての各教科等の授業研究会の積極的な実施、(3)県立総合教育センターなどの専門研修等に教職員が主体的に受講するよう支援、(4)教育実践のまとめ(教育公務員弘済会等への応募論文)の各学校1名の執筆推奨、(5)3年目となる秋田県研修派遣による秋田型授業を目指しての授業力向上、(6)「小中一貫教育」の導入を目指した「小中の教員による短期異校種体験研修」、などを計画的に進めていきます。

 また、本年度予算では、4年目となる「川島方式子ども学習支援システム」をさらに前進させます。

内容を充実させる事業として、(1)中学生の英語検定受検推進事業では、2級を新たに加えて準2級・3級・4級の検定料を町が一人年1回負担する、(2)小学生の日本語力と英語力の向上を目指して、小学校5・6年生対象に「日本語検定5・6級(全員対象)」と「実用英語検定5級(希望者)」の検定料を町が一人年1回負担する、(3)昨年度新規の小学生対象の「川島町英語村体験事業」を、夏季休業中に2つの中学校の英語教室で行う。さらに、実用英語検定5級合格者を「東京英語村」に派遣する、(4)35人学級編制の実施による25人程度の「きめ細かい教育推進事業」を、川島中3学年・西中2学年と3学年・伊草小3学年に適用して、町単独での教員をそれぞれ1名、計4名配置して学級経営の充実と学力の向上を図る、などについて取り組みます。

 また、継続事業として、(5)地理的・経済的な家庭への学習支援策としての「通塾支援事業」(対象:小学5年生~中学3年生)の実施、(6)「川島町学力確認テスト」(1月)の実施、(6)リニューアルした『かわべえ・かわみん 家庭学習ノート』(小学生)・「家庭生活の6か条」(小1・中1配付)・『英語学習ドリル』(小学生)、『各教科問題集』(中学生)の配付と活用、(7)タブレット端末等のICT機器活用研究委嘱事業(中山小・伊草小で継続研究・授業研究)、(8)高校生以上の学びの支援策「金融機関との提携教育ローン並びに日本学生支援機構の奨学金借入者への利子助成事業」、などに取り組みます。

 もう一つの大きな課題は「小中一貫教育の研究推進」です。「近い将来の川島町立小・中学校の在り方」を検討するために、昨年11月に「川島町小中一貫教育推進協議会」を設置しました。学識経験者としては、文部科学省の委員を歴任している元三鷹市教育長の貝ノ瀬滋先生を中心メンバーとして、三鷹市小中一貫教育の公開研究発表の視察を含め、3回の協議を重ねました。

 今年度は、近隣都県の先進地視察を重ねつつ、各小中学校の代表教員による「小中一貫教育推進専門部会」での協議も重ねて、「川島町にふさわしい小中一貫教育の在り方」の検討を進めます。

 生涯学習・生涯スポーツの面では、川島町らしい豊かな生涯学習社会の実現に向けて、「学ぶための新たな環境づくり」を進めます。

 新たに取り組む事業の例として、(1)地区公民館と地域住民とが協働し、コーディネーターが中心となって地域の課題や地域の人材を把握して子供たちと大人がともに楽しめる講座や活動を実施する「地域学校協働活動推進事業」を国や県と連携して実施、(2)これまでの「地域子ども教室」に加え、近隣大学と連携して子供たちにより豊かな体験の機会を提供する「地域子ども樂校(がっこう)」の展開、(3)幅広い世代の人々が、各自の興味・関心・競技レベルに合わせて様々なスポーツに触れる機会を提供する「総合型地域スポーツクラブ」の速やかな設立に向けた情報収集と視察、各スポーツ団体との協議・調整、設立準備委員会の実施、などに取り組みます。

文化財保護については、昨年度に国の重要文化財の指定を受けた「遠山記念館」や、修繕を終えた「広徳寺」を核として、町内外の人々に「歴史と文化のある町」を発信するとともに、古くから町に伝わる郷土芸能を保護継承する支援を進めてまいります。

 さらに、7月24日から役場庁舎多目的室において、東京オリンピックの1年前の企画として、川島町出身でオリンピックにおいて大きな業績を残された「宇津木妙子氏・鈴木聞多(ぶんた)氏企画展」を開催し、両氏の軌跡を町内外に広報することを通して町のPRに努めます。

 今後とも、町民の皆様が生涯にわたって生き生きと学び活動できるような、新たな生涯学習・生涯スポーツの施策の充実、文化財保護行政の推進に力を注いでまいります。

 町民の皆様には、川島教育の充実・推進のために、教育委員会の取組により一層のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

                                                     平成31年4月25日  教育長:中村 正宏