「10年・20年先を見据えた川島教育の充実」を目指して

 台風19号を中心に多くの災害に見舞われた令和元年でしたが、令和2年の1月は比較的暖かく穏やかな冬を迎えています。今年も、飯島和夫町政2期目の元で、10年、20年先を見据えて、子供たちや町民の皆様のために、今できることやるべきことを果敢に進めていこうと考えています。

生涯学習・生涯スポーツのさらなる充実・振興について

 まず第1に、「生涯学習・生涯スポーツのさらなる充実・振興」について力を尽くしたいと考えています。

 具体的には、昭和52年の「川島町スポーツ都市宣言」、平成4年の「生涯学習推進のまち宣言」の精神を踏まえつつ、生涯学習・生涯スポーツの主な事業を町の未来を見据えて総合的に検討を進め、令和の時代にふさわしい「川島町らしい生涯学習・生涯スポーツ」の事業として充実・発展させたいと考えています。

 例えば、6地区で展開している「地域子ども教室」事業を、6地区が連携協働して内容の充実を図るとともに、文化団体などと連携することにより、さらに魅力ある内容として進め、多様な世代が様々な活動・交流を通して元気になり、地域コミュニティの形成と地域社会の教育力の向上を目指します。

 また、昨年10月から毎週土曜日に実施している旧出丸小・旧小見野小の開放事業「地域ゆめ・みらいづくり事業」を継続するとともに、今年度の成果と課題をまとめ、次年度には地域の様々な団体とのネットワークを構築して、「地域全体で子供たちを育てる環境づくり」に努めます。

 生涯スポ―ツの面では、3月15日(日曜日)には、「総合型地域スポーツクラブ設立セレモニー」を町民会館で開催して、川島町の総合型地域スポーツクラブの目指す方向性を広く町民の皆様にアピールするとともに、秋からのプレ事業の成果発表を行います。

 また、文化財行政の面においては、秋に実施した新規事業「ミュージアムワークショップ」において、町内の広徳寺や遠山記念館を始め、県内の主な文化財を巡り、参加者にとって改めて「歴史と文化のある町」を実感できる事業となりました。さらに現在は、和船や古民具・古農具などの生活文化面での資料を整理して、町の民俗・文化の展示の準備を進めています。

学校教育について

 第2に、学校教育の面では、「学力のさらなる向上」「小中一貫教育の研究推進」に力を尽くしたいと考えています。

 グローバル社会、AI社会など変化の激しい社会を生き抜く子供たちが「自分で考え、判断し、自分の言葉で表現して行動し、問題解決できる質の高い学力」を身に付けられるように、各教科の授業研究や秋田型授業の研究推進、教育実践論文への取組推進などを続けていき、「教師力の向上」を中心に進めます。特に秋田派遣の教師による授業公開により秋田型授業を町内に広めていきます。また、小学校の英語科やプログラミング教育の本格実施を見据えて、指導者を招聘した授業研究を進めています。英語教育には特に力を入れています。12月中旬には、両中学校で1月25日(土曜日)実施したの英語技能検定(英検)の対策講座を私塾と連携して実施しました。小学生には12月26日に、役場大会議室において、62名の参加により「小学生英語体験教室:英語村・冬」をALT派遣会社の協力により実施しました。この英語村には英検5級対策の内容も入れています。

小中一貫教育について

 「川島町小中一貫教育推進協議会」では、将来の「川島町らしい小中一貫教育の在り方」の方向性を探るため、昨年12月に茨城県のつくば市と河内町の2校の施設一体型の小中一貫校を視察しました。1月には、つばさ南小学校6年生の教室で「つばさ南小と川島中の英語教師との協働授業」を行い、本協議会委員にも参観していただきました。授業レベルでの小中一貫教育推進を図りつつあります。

 さらに、「いじめゼロを目指したきめ細かな学年・学級経営」「教育相談体制の充実による不登校児童生徒の減少」「県教委と連携しての小中一貫した通級指導教室の実現による特別支援教育のさらなる充実」などに力を尽くしてまいります。

 令和の時代も、「チーム川島」「チーム教育委員会」「校長会と一体となって」を旗印に、質の高い「生涯学習・生涯スポーツ」「文化財行政」「学校教育」を推進することで、飯島町政の目指す「教育で選ばれる町」の実現に向けて、全力で取り組んでまいります。

 皆様には、教育委員会の取組により一層のご支援・ご協力をお願いいたします。

                                                 令和2年2月3日  教育長 中村 正宏