「より一層質の高い川島教育」を目指して

 平成が終わり、新たな時代の幕開けとなる平成31年は、早くも1か月が過ぎようとしています。20日の大寒前後から厳しい寒さと乾燥が続き、列島全体がインフルエンザ警報で覆われ、町内の小・中学校では、学級閉鎖・学年閉鎖が広がりました。各学校では、先生方自身や子供たちの体調管理に十分注意を払い、短く学年のまとめの大事な3学期の教育活動を進めていただきたいと思います。

   さて、1月15日に無投票で再選され、1月31日には「飯島和夫町政2期目」がスタートします。今年の教育行政は、飯島町政2期目の充実・発展期のもとで、さらに前進していきたいと考えています。

  今年は、まず第1に、「生涯学習・生涯スポーツの充実・発展」について力を尽くしたいと考えています。生涯学習・生涯スポーツの各種事業の充実とその改善にはこれまでも積極的に取り組んできましたが、10年・20年先を見据えての新たな展開としてはやや課題があったととらえています。
   具体的には、昭和52年の「川島町スポーツ都市宣言」、平成4年の「生涯学習推進のまち宣言」の精神を踏まえつつ、少子高齢化の進展、小学校の規模適正化の推進と小・中学校の規模の縮小、経済や社会の大きな変化などから、これらの川島町の未来を見据えて、新しい時代にふさわしい「川島町らしい生涯学習・生涯スポーツ」を充実させたいと考えています。例えば、生涯学習の面では、生涯学習課の中心的な事業であり、6地区で展開している「地域子ども教室」事業を、国や県と連携した事業に位置づけてさらに発展させ、子供から高齢者までの多様な世代が様々な活動を通して交流して元気になり、地域コミュニティの形成と地域社会の教育力の向上を目指します。
   生涯スポ―ツの面では、50周年を迎えながら団員数が減少傾向にあるスポーツ少年団活動や、小規模化した2つの中学校の部活動の活性化が大きな課題です。そこで、積年の課題であった「総合型地域スポーツクラブ」設立に向けて、先行事例の視察・研究を重ね、町体育協会や町内各スポーツ団体と連携して、多様な世代が複数のスポーツを楽しめるような「川島町らしい総合型地域スポーツクラブ」設立に努めます。
   また、文化財の面では、広徳寺や昨年国の重要文化財に指定された遠山記念館、川島の地理的・歴史的な生活文化の遺産である和船や古民具・古農具などを、積極的に広報したり活用したりする事業を展開し、「歴史と文化のある町」をより一層アピールしたいと思います。

 第2には、学校教育での「学力のさらなる向上」並びに「小中一貫教育の研究推進」に力を尽くしたいと考えています。
グローバル社会、AI社会など先行き不透明な変化の激しい社会を生き抜く子供たちが「自分の頭で考え、判断し、自分の言葉で表現して行動し、問題解決できる質の高い学力」を身に付けられるように、各教科の授業研究や秋田型授業の研究推進、教育実践論文への取組推進などを続けていき、「教師力の向上」を進めます。
   また、文部科学省の委員を歴任している元三鷹市教育長の貝ノ瀨 滋先生を中心とした「川島町小中一貫教育推進協議会」を母体として、2月15日に予定している三鷹市の小中一貫教育視察を皮切りに先進地視察を重ね、「川島らしい小中一貫教育の在り方」の方向性を明確にしていきたいと考えています。
   さらに、「いじめゼロを目指したきめ細かな学年・学級経営」、「教育相談体制の充実による不登校児童生徒の減少」、「ICT教育やプログラミング教育の実践研究の推進」、「中学校英語検定補助事業の拡充と小学校英語教育の推進」、「県教委と連携しての小中一貫した通級指導教室による特別支援教育のさらなる充実」、などに力を尽くしてまいります。

 今年も「チーム川島」「チーム教育委員会」「校長会と一体となって」を旗印に、質の高い「生涯学習・生涯スポーツ」「文化財行政」「学校教育」を推進することで、飯島町政の目指す「教育で選ばれる町」に向けて、全力で取り組みます。
皆様には、教育委員会の取組により一層のご支援・ご協力をお願いいたします。

                                                                                         平成31年1月30日  教育長 中村 正宏