~コロナ禍において~ 子供たちや町民や皆様のために

 夏季休業の短縮により8月24日から2学期が始まり、2か月余りが経過しました。国内では社会経済活動が徐々に再開されていますが、新型コロナウイルス感染の終息が見えない状況が続いています。川島町教育委員会は、「新しい生活様式」の中で最大限の感染予防をしつつ、学校教育、生涯学習・生涯スポーツの面で様々な取組を積極的に進めています。

学校教育について

 児童・生徒にとって最も重要な毎日の授業は、各行事の中止や縮小により、今年度中の教育課程は何とか年度内に終了できる見通しとなってきました。

 各学校では、感染防止に最大限注意し、新学習指導要領が求める「主体的・対話的で深い学び」を実現するため、授業の工夫・改善や各学校の学校課題研究の推進、県や町教育委員会の学校指導訪問による授業公開・研究協議等により授業力向上に取り組んでいます。

 なお、6月末に実施した「埼玉県学力・学習状況調査」では、「川島町は小・中学校とも学力の伸びが全県下でトップクラス」であったことがわかりました。「すべての子供たちがわかる楽しい授業に」と、日々努力している小・中学校の先生方の努力の結果です。とても嬉しく思っています。

 「英語の町」を目指し、町では小学5・6年生と中学生を対象に、年1回、英検検定料を助成する「英語検定受験推進事業」を実施しています。

 10月実施の検定に向けて、「英語検定取得支援講座」を9月12日(土曜日)に、各中学校で私塾講師による4~2級の級別に開催し、小学生19名を含む計94名が受講しました。9月19日(土曜日)には、コミュニティセンターで中学校英語教諭による小学生を対象とした5級講座を開催し、25名が受講しました。

 また、8月21日(金曜日)午前午後の2回、役場大会議室で「小学生英語体験教室『英語村Summer』」を開催し、計51名の小学5・6年生が参加しました。各小・中学校のALT(外国語指導助手)が中心となり、「日常生活を想定した英語の体験型学習」や「英検5級・4級対策」の内容で、とても楽しく充実した事業となりました。

 今年度初めての英語検定試験は、10月3日(土曜日)、小学生を対象に役場庁舎で実施し、42名が受験しました。また、10月11日(日曜日)には、中学生を対象に両中学校で実施し、122名が受験しました。結果を楽しみに待っています。

 なお、昨年度から小学5・6年生全員が「国語力・読解力向上」を目指して取り組んでいる「日本語検定」は、11月13日(金曜日)に各小学校の国語の授業の一環として実施する予定です。

 一方、二学期の大きな学校行事で子供たちが楽しみにしている「小学校の秋まつりや中学校の文化祭・合唱祭」は、感染防止を最優先に考え中止しました。

 「運動会・体育祭」は、3密を避け、規模を縮小して保護者の方のみの参観で開催しました。すでに実施した学校の保護者の方からは、「これまで学校の教育活動を参観する機会がなかったので、子供たちの元気な活動の様子を見ることができてよかった。」などの声が寄せられています。

 また、10月から小学校で始まった「修学旅行」は、旅行業者との緊密な連携のもとに、バスのサイズを替えて3密を防いだり、視察先を十分吟味したりして、箱根・鎌倉や日光、福島方面で実施できています。全員が参加でき、子供たちの笑顔があふれていたようです。 

 12月と2月の中学校修学旅行も、駅や目的地・宿泊先の混雑状況、新幹線内の換気などを旅行業者やJR、修学旅行協会などと連携して確認し、予定通り関西方面で実施します。

生涯学習・生涯スポーツについて

 秋の大きな公民館行事である9月の各地区体育祭は、公民館長の皆様と協議して、新型コロナウイルス感染症防止の観点から今年度は中止とさせていただきました。

なお、昨年度から実施している旧出丸小学校・旧小見野小学校の土曜開放事業「地域学校協働活動(あかめひろば・みんなのひろば)」は、教員経験者を指導者として招く「ちいきの学習会」を新たに加えて、10月から再スタートしました。本事業のねらいである「地域で子供たちを育てる仕組みづくり」「地域を元気にする」が達成できるよう、町内すべての地域の方にご利用いただくことを目指してスタッフ一同努力しています。

 「町民体育祭」は、様々なスポーツに参加・体験できる「スポーツフェスティバル」に衣替えして実施する予定でしたが、感染状況を鑑みて、11月3日(火・祝)に「かわじまスポーツチャレンジ2020」(一流の指導者による卓球・テニス・陸上・ノルディックウォーキング教室)として、「生涯学習町民ふれあいフェスティバル」(町民会館で活動団体のパフォーマンス動画上映)と同時開催します。

 10月31日(土曜日)~11月4日(水曜日)の「第40回川島町中央文化展」に、近隣他市町村が文化展を中止する中で、コミュニティセンター・町民会館を会場に、感染防止を踏まえ出展数を減らしながらも開催します。見ごたえのある力作がたくさん出品されていますので、ぜひご観覧ください。

 今年4月にスタートした「川島町総合型地域スポーツクラブ」は、ダンスとヨガを中心に多く方に参加いただき、コロナ禍の中でも順調に進んでいます。9月からは、県内一流の指導者をお迎えし、「卓球教室」「陸上教室」も開催しました。多くの方が技能を高めるとともにスポーツを楽しむ良い機会となりました。8月から定期レッスンを開始している「ヨガ」「ジュニアヒップホップダンスレッスン」「モダンダンスレッスン」も順調に参加者を伸ばして継続しています。

 いずれの種目も、「多種目・多世代・多志向」のコンセプトであり、「川島町総合型スポーツクラブ」を核に町のスポーツが活性化するように町として支援してまいります。

 コロナ禍においても、子供たちの学力の向上と、町民の皆様が生涯にわたって生き生きと学び活動できるような施策を「チーム教育委員会」で積極的に推進してまいります。

 教育委員会の取り組みにより一層のご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。

                                                     令和2年10月30日  教育長 中村 正宏