1 概要

 11月8日(水曜日)に学校給食で提供した「せんべい汁」に使用した食材の「かやきせんべい」について、納入業者から、デオキシニバレノール(注)が基準値を超えて検出された旨の連絡が納入業者から12月21日にありました。
 今回の検査では、「かやきせんべい」の原料である小麦から検出されたものであり、検出量から推察すると、せんべい等に加工されることにより、せんべい中のデオキシニバレノールの含有量は非常に少ないものと報告を受けました。このため、学校給食で提供した「せんべい」の一人当たりの提供量は少量であることから、健康に影響を及ぼす可能性は極めて低いと考えられます。

 今後におきましても、納入業者から製品検査の確認等の連携を図り、学校給食に使用する食材の安全性の確保と再発防止に努めてまいります。

 

(注)デオキシニバレノールとは

 麦類などで赤カビ病の原因となるフザリウムというカビ毒の一種です。デオキシニバレノールに汚染された食品を一度に大量に食べた場合は、急性毒性として、嘔吐や食欲不振などがみられます。

2 対象製品

  • 品名:岩手県産南部小麦使用 【割れ】南部かやきせんべい
  • 原材料:小麦粉 食塩 膨張剤
  • 小麦の検査結果:デオキシニバレノール1キログラムあたり2.1ミリグラム
    (食品衛生法に基づく基準値:1キログラムあたり1.0ミリグラム以下)
  • かやきせんべいの検査結果:デオキシニバレール1キログラムあたり1.3ミリグラム

3 使用状況

 せんべい汁の具材として「かやきせんべい」を使用しており、児童・生徒一人当たりの「せんべい」の摂取量は約10グラム~13グラムです。

 国際的なデオキシニバレールの摂取限度値は、小学生低学年を基準とした場合、一人当たりに換算すると2.2ミリグラム/日ですが、「せんべい」10グラム程度であれば、0.0156ミリグラム/日であり、極めて低い値でした。

 

問合せ 川島町学校給食センター ☎049-297-0260