帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成について
令和5年4月より「帯状疱疹ワクチン」接種費用の一部助成を始めました。
帯状疱疹ワクチン接種は、予防接種法に基づかない接種(任意接種)です。接種を希望する方は、予防接種による効果と副反応をご理解のうえ、接種をお願いします。
詳しくは、下記またはここをクリック→ 帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成について.pdf(609KB)
対象者
接種日満50歳以上の方
※ただし、令和5年4月1日以降の接種に限ります。
ワクチンの種類と助成額
帯状疱疹ワクチンは2種類あります。接種回数や方法等が違いますので、かかりつけ医等とよくご相談ください。
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生ワクチン |
不活化ワクチン |
助成額 |
4,000円 |
1回あたり4,000円 |
助成回数 |
1回 |
2回
(2か月の間隔で2回接種します)
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接種方法 |
皮下注射 |
筋肉注射 |
接種費用 |
7,000円~10,000円程度 |
1回あたり20,000~25,000円程度 |
【注意事項】
- 医療機関の指定はありません。
- 接種費用は医療機関によって異なります。詳しくは接種する医療機関にお問い合わせください。
- 助成を受けて接種できるワクチンはどちらか1種類です。また、助成を受けられるのは、生涯1度限りです。
助成方法
- 医療機関で予防接種を受け、接種費用をお支払いください。
- 下記のものを持参のうえ、健康福祉課健康増進グループ(7番窓口)でお手続きをお願いします。
- 領収書(原本)
- 接種済証の写し(ワクチンの種類、接種日、医療機関名の記載があるもの)
- 振込先の口座が確認できるもの(通帳など)
お手続き後、助成金を指定の金融機関の口座に振り込みます。
申請期限
接種日から1年以内です。お早めに申請ください。
帯状疱疹とは
帯状疱疹とは、水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹ウイルスによって起こります。
小児期に水痘にかかると、治った後もウイルスが体内の神経節に潜んでいて、加齢・疲労・ストレスなどにより免疫力が低下したときに再び活動を始め、帯状疱疹として発症します。
50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに約5人に1人が帯状疱疹を発症すると推定されています。
帯状疱疹の症状
痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが、体の左右どちらかに、神経に沿って帯状に現れます。
通常、皮膚症状の前に痛みが生じます。その後皮膚症状が現れると、ピリピリ、ズキズキ、チクチクした強い痛みとなり、眠れないほど激しく痛むこともあります。
一般的に、症状は3週間から4週間ほど続き、皮膚症状が治まると痛みも消えますが、なかには長期間に渡って痛みが残ってしまう帯状疱疹後神経痛(PHN)という合併症を起こすケースもあります。
50歳以上で帯状疱疹を発症した方のうち、約2割が帯状疱疹後神経痛に移行すると言われています。
それ以外にも、帯状疱疹が現れる部位によっては、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などの合併症を引き起こすことがあります。
帯状疱疹ワクチンによる予防
帯状疱疹の予防にはワクチンの接種が有効とされています。
帯状疱疹の予防ワクチンには、1回接種の生ワクチンと2回接種の不活化ワクチンの2種類があります。どちらも50歳以上が対象で、帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛の発症を予防する効果が認められています。
なお、費用は各医療機関が設定しています。接種をご希望の方は、医療機関へご相談ください。