不育症について

 妊娠はするものの、2回以上の流産、死産もしくは生後1週間以内に死亡する早期新生児死亡によって、結果的に子供を持てない場合、不育症と呼びます。

 通常でも流産は、妊婦の10~20%の頻度でおこります。この頻度は加齢とともに増加します。年間の妊娠届出数や流産の頻度から考えると、毎年妊娠される方のうち、数万人は不育症の可能性があります。

 しかしながら、原因にもよりますが、不育症の方も80%以上の方が出産できています。

 不育症の方の多くは、偶然、赤ちゃんの染色体異常を繰り返した偶発的流産です。そのような方の場合は、特別な治療を行わなくても次回の妊娠経過は良好な場合が多いので、安心して妊娠できる環境が何より大切です。

 流産や死産を繰り返す悲しみを一人で抱え込まず、ご相談ください。

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 ≫(参考)厚生労働省研究班ホームページ「Fuiku-Labo」もご覧ください