鎌倉時代 紙本著色 縦36.6cm 横59.9cm
藤原公任(966-1041)撰の三十六歌仙の肖像に略歴と詠歌を添えた現存最古の歌仙絵で秋田の佐竹家が所蔵していたので佐竹本と呼ばれています。もとは上下二巻の絵巻でしたが、大正8年(1919年)一歌仙ずつに分断され、現在は諸家に分蔵されています。頼基は10世紀前半の歌人で歌集「頼基集」があります。
記されている内容は次のとおりです。
祭主神祗大副従四位下大中臣頼基
遠江守従五位下岡良孫備後大掾正六
位上輔道一男醍醐朱雀村上三代人
つくハやまいとゝしけきに紅葉して
みち見えぬまておちやしぬらん
所在地 |
白井沼675 (財)遠山記念館蔵 |
指定年月日 |
昭和25年8月29日 |